口腔保健

重要事項

  • 口腔疾患は多くの国おいて大きな健康負担をもたらし、人々の生涯に亘って影響を及ぼします。疼痛、不快感、外観の損傷、さらには死亡を引き起こします。
  • これらの疾患は、他の主要な非伝染性疾患と共通の危険因子を有しています。[1]
  • 35億人近くが口腔疾患をもっていると推定されています。[2]
  • 「世界疾病負担2017」によると、永久歯の未治療う蝕(虫歯)は最も一般的にみられます。
  • 5億3000万人以上の子どもたちが乳歯(乳歯)の虫歯に苦しんでいます。
  • 歯を失う原因となる重度の歯周(歯肉)病も非常によくみられ、世界の人口のほぼ10%が罹患しています。
  • 口腔がん(口唇または口腔のがん)は、アジアおよび太平洋の一部の国で最もよくみられる3種類のがんの1つです[3]。
  • 口腔の健康を保つには費用がかかり、通常は健康保険(UHC)でカバーされていません。高所得の多くの国でも、歯科治療は総医療費の5%、自己負担医療費の20%を占めています。
  • 多くの低・中所得国は、口腔衛生状態の予防と治療のためのサービスを提供することができません。
  • 口腔疾患に寄与する因子は、糖分の多い不健康な食事、喫煙および過度な飲酒です。
  • 口腔疾患のほとんどは、大部分が予防可能であり、初期段階で治療可能です。

[1] United Nations General Assembly. Political Declaration of the High-level Meeting of the General Assembly on the Prevention and Control of Noncommunicable Diseases. Resolution A/66/L1. 2011

[2] Global, regional, and national incidence, prevalence, and years lived with disability for 354 diseases and injuries for 195 countries and territories, 1990–2017: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2017. Lancet 2018; 392: 1789–8583

[3] Ferlay J EM, Lam F, Colombet M, Mery L, Piñeros M, Znaor A, Soerjomataram I, Bray F. Global Cancer Observatory: Cancer Today. Lyon, France: International Agency for Research on Cancer. Published 2018. Accessed 14 September, 2018.

ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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