結核
キーファクト(主要な事実)
- 2022年には結核で 130 万人が死亡しました (HIV 感染者 16 万 7,000 人を含む) 。世界的に見て、結核は COVID-19 に次ぐ第二位の感染性の死因 (HIV やエイズよりも上) となっています。
- 2022年には、世界で推定 1060 万人が結核 (TB) に罹患しました。 内訳は男性 580 万例、女性 350 万例、小児 130 万例となっています。 結核はすべての国と年齢層に存在します。 しかし、結核は治癒可能であり、予防も可能です。
- 多剤耐性結核 (MDR-TB) は依然として公衆衛生上の危機であり、健康安全保障上の脅威です。 2022年に治療を受けたのは、薬剤耐性結核患者の 5 人に 2 人しか治療を受けていません。
- 結核対策への世界的な取り組みにより、2000年以降、推定 7,500 万人の命が救われました。
- 2018年の結核に関する国連ハイレベル会合で合意された世界目標を達成するためには、結核の予防、診断、治療、ケアに毎年 130 億米ドルが必要とされています。
- 2030年までに結核蔓延を終息させることは、国連持続可能開発目標 (SDGs) の保健分野での目標の一つです。
本件ファクトシートについては厚生労働省検疫所ホームページでも全文の日本語訳が公開されていますので、ご参照下さい。(改訂前)
厚生労働省検疫所ホームページ :結核について (ファクトシート)
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。