結核
重要事項
- 2021年には結核で 160 万人が死亡しました (うち 18.7 万人はHIVにも感染) 。世界で結核は死因の 第 13 位 であり、感染性の死因としてCOVID-19に次ぐものです (HIV / AIDSを上回ります) 。
- 2021年には、世界で推定 1060 万人が結核 (TB) に罹患しました。 内訳は男性 600 万例、女性 340 万例、小児 120 万例となっています。 結核は全ての国と年齢層に存在します。 しかし、結核は治癒可能であり、予防が可能です。
- 多剤耐性結核 (MDR-TB) は依然として公衆衛生上の危機であり、健康保障上の脅威です。 2021年に治療を受けたのは、薬剤耐性結核患者の 3 人に 1 人程度に過ぎませんでした。
- 2018年の結核に関する国連ハイレベル会合で合意された世界目標を達成するためには、結核の予防、診断、治療、ケアに毎年 130 億米ドルが必要とされています。
- 2030年までに結核蔓延を終息させることは、国連持続可能開発目標 (SDGs) の保健分野での目標の一つです。
本件ファクトシートについては厚生労働省検疫所ホームページでも全文の日本語訳が公開されていますので、ご参照下さい。(改訂前)
厚生労働省検疫所ホームページ :結核について (ファクトシート)
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。