妊娠高血圧症候群

キーファクト(主要な事実)

  • 妊娠高血圧症候群は世界中で妊娠の 2 ~ 8 % に影響を与えています。
  • 妊娠高血圧症候群による妊産婦の死亡者数は年間約 46,000 人、胎児または新生児の死亡者数は約 50 万人です [1] 。
  • 妊娠高血圧症候群および子癇 (eclampsia) は、アジアおよびアフリカにおける妊産婦の死亡原因の約 10 %、ラテンアメリカでは 25 % を占めています。
  • 硫酸マグネシウムは、子癇の発症リスクを半分以上に軽減します。硫酸マグネシウムは入手可能ですが、多くの資源の限られた地域では、その使用は依然として限定的です。
  • 妊娠高血圧症候群および子癇は、母体および周産期の罹患率および死亡率に大きく影響します。

[1] Global and regional causes of maternal deaths 2009–20: a WHO systematic analysis. Lancet Glob Health. 2025.

ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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