難民と移民のメンタルヘルス
キーファクト(主要な事実)
- 2024年半ばには、世界中で 1 億 2260 万人が強制的に避難を余儀なくされており、そのうち 6830 万人が国内避難民、3790 万人が (国外への) 難民、800 万人が亡命希望者 (庇護 (ひご) 希望者) 、580 万人がその他の国際保護を必要とする人々でした [1] 。
- 低中所得国は、世界の難民および国際保護を必要とする人々の71%を受け入れています [1] 。
- 困難に直面している難民や移民は、受入国の人々に比べ、うつ病、不安障害、心的外傷後ストレス障害 (PTSD) 、自殺、精神病などのメンタルヘルスの問題を抱える可能性が高くなっています。
- 多くの難民や移民は、メンタルヘルスサービスへのアクセスに苦労し、ケアの継続が妨げられています。
- 難民や移民は社会に積極的に貢献しており、彼らが潜在能力を最大限に発揮できるよう支援するための、証拠に基づいた戦略は数多くあります。
[1] Refugee data finder. Geneva: UNHCR – The UN Refugee Agency; 2024
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。