白癬
キーファクト(主要な事実)
- 白癬は、皮膚や髪に含まれる硬い繊維状タンパク質であるケラチン上で生息するように適応した皮膚糸状菌によって引き起こされる、一般的な皮膚真菌感染症です。
- 白癬は、世界中で推定 6 億 5000 万件ある真菌性皮膚感染症の約半数を占めています [1] 。
- 一部の国では、10 歳未満の生徒の 25 % 以上が頭皮に白癬菌感染症を患っています [2] 。
- 白癬は人間と動物に感染する可能性があります。
- 症状としては、かゆみ、発赤、輪状の発疹などが挙げられます。
- 通常は抗真菌薬で治療します。
[1] Institute for Health Metrics and Evaluation (IHME). GBD 2024 Cause and Risk Summary: Fungal Skin Infections Accessed (28/03/2025). Seattle, USA: IHME, University of Washington, 2024.
[2] Coulibaly O, L'Ollivier C, Piarroux R, Ranque S Epidemiology of human dermatophytosis in Africa Medical Mycology, 2018: 56, 145–161.
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文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。