住血吸虫症
キーファクト(主要な事実)
- 住血吸虫症は、寄生虫によって引き起こされる急性及び慢性の疾病です。
- 日常の農作業、家事、仕事やリクレーションなどの活動で、寄生虫のいる水に触れて感染します。
- 学童期の子供は、不衛生な環境や寄生虫のいる水中で泳いだり、魚を漁るなどして遊ぶため、特に感染しやすくなります。
- 住血吸虫症の対策は、地域集団への大規模かつ定期的なプラジカンテル投与により疾病を減らすことに重点が置かれています。 また飲用に適した水、適切な下水処理、巻貝類 (淡水系の貝類) の駆除などを含む、総合的な対策により感染を減らすことができます。
- 推計によると2021年には少なくとも 2 億 5140 万人が住血吸虫症の予防措置を必要とし、そのうち 7530 万人が治療を受けたと報告されています。
- 住血吸虫症対策は、プラジカンテルによる定期的かつ大規模な集団治療によって疾病を減らすことに重点を置いていますが、飲料水、十分な衛生環境、中間宿主貝の制御を含むより包括的なアプローチによって、感染を減らすことも可能です。
本件ファクトシートについては厚生労働省検疫所ホームページでも全文の日本語訳が公開されていますので、ご参照下さい(改定前)。
厚生労働省検疫所ホームページ :住血吸虫症について (ファクトシート)
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。