規格外・偽造医薬品
重要事項
- 規格外・偽造医薬品は、患者に有害となり、意図していた治療を失敗させることがあります。
- 医薬品、保健医療従事者及び保健医療システムへの信頼喪失につながります。
- 世界中のあらゆる地域に影響を与えています。
- 主要な治療分野の全てから規格外・偽造医薬品の報告がWHOになされており、そこには医薬品、ワクチン及び検査薬が含まれます。
- 抗マラリア薬と抗生物質は、規格外・偽造医薬品として報告される最も一般的なものです。
- ジェネリック医薬品、革新的な新薬のどちらについても、極めて高価ながん治療薬から極めて安価な痛みどめまで、偽造されていることがあります。
- 違法なストリートマーケットで見出されますが、規制されていないウェブサイトを経由して、薬局、診療所、病院にも流通します。
- 低・中所得国の医薬品のおよそ1/10が規格外か偽造です。
- 規格外・偽造医薬品は、抗生物質耐性や薬剤耐性感染症を助長します。
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。