砂糖と虫歯

キーファクト(主要な事実)

  • 虫歯 (う蝕またはう窩 (うか) とも呼ばれる) は、世界中で最も一般的な非感染性疾患 (NCD) であり、25 億人が罹患しています。
  • 虫歯は予防できるにもかかわらず、多くの国々で大きな健康上の負担となっており、痛み、不快感、食事や睡眠の困難、歯の喪失、生活の質の低下などを引き起こし、生涯にわたって人々に影響を与えています。
  • 食品や飲料に含まれる遊離糖 [1] の摂取は、虫歯の最も一般的な危険因子であり、いくつかの NCDs に共通する危険因子です。
  • 遊離糖の摂取を総エネルギー摂取量の 10 % 未満、理想的には 5 % 未満に制限することで、生涯を通じて虫歯のリスクを最小限に抑えることができます。
  • WHO は、2 歳未満の子どもは砂糖入り飲料を摂取しないよう推奨しています。
  • WHO は、砂糖の消費量を減らす財政政策として、砂糖入り飲料 (SSB : sugar-sweetened beverages) への課税を含む、健康的な食生活のための費用対効果の高い一連の政策の実施を推奨しています。
  • 口腔の健康のための費用対効果の高い低侵襲的介入が利用可能です。

[1] Free sugars include all monosaccharides and disaccharides added to foods and beverages by the manufacturer, cook or consumer, as well as sugars naturally present in honey, syrups, fruit juices and fruit juice concentrates.

ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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