破傷風
重要事項
- 破傷風は、破傷風菌の胞子が切り傷や創傷から感染することによって罹患し、ほとんどの場合感染後 14 日以内に発生する。破傷風は人から人へ伝染することはない。
- 破傷風は、破傷風毒 トキソイド含有 ワクチン( TTCV )で免疫取得することで防ぐことが出来る。しかしながら、破傷風に罹って回復しても自然の免疫取得はなく、再び感染することがある。
- 報告された破傷風症例の大部分は、 TTCV で十分な予防接種がなされていない母親と新生児との間での出産に関連している。
- 2015 年に、約 34000 人の新生児が、新生児破傷風で死亡し、TTCV予防接種の規模拡大が大きく寄与して 1988 年からは 96 %減となっている。
- 2016 年には、世界中の乳児の 86 %が、ジフテリア・破傷風・百日咳 DTP )ワクチンの3 回の予防接種を受けている。
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。