トラコーマ
キーファクト(主要な事実)
- トラコーマは、クラミジア ・ トラコマチスという細菌に感染して起きる目の疾患です。
- トラコーマは、38 カ国で公衆衛生上の問題となっており、約 190 万人々の失明や視力障害の原因となっています。
- トラコーマで失明すると視力は回復しません。
- 2024年 4月のデータでは、1 億 300 万人々がトラコーマの流行する地域に住み、トラコーマによる失明のリスクにさらされています。
- 感染は、手や衣服、硬い表面を介した個人的な接触や、感染者の目や鼻からの分泌物に接触したハエによって広がります。 長年にわたって感染を繰り返すと、まつ毛が引き込まれて、目の表面をこすってしまうことがあり、角膜に永久的な損傷を与える可能性があります。
- 2023年には、130,746 人が進行期のステージに対する外科的治療を受け、3290 万人が抗生物質で治療を受けました。 2023年の世界の抗生物質の適応率は 29 % でした。
本件ファクトシートについては厚生労働省検疫所ホームページ でも全文の日本語訳が公開されていますので、ご参照下さい(改定前)。
厚生労働省検疫所ホームページ :トラコーマについて (ファクトシート)
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。