トリコモナス症
キーファクト(主要な事実)
- トリコモナス症は、膣トリコモナス原虫によって引き起こされる一般的な性感染症 (STI) です。 トリコモナス症は治療可能で、治癒も可能です。
- 2020年には、15 ~ 49 歳の人々の間で約 1 億 5600 万件の膣トリコモナス感染症が新たに発生しました。
- 女性の場合、トリコモナス症は膣分泌物の一般的な原因であり、不十分な出産 (poor birth) や骨盤内感染症 (PID) のリスク上昇と関連しています。
- 男性では、トリコモナス症は無症状であることが多く、精巣上体炎、前立腺炎、精子の運動率低下のリスクが高くなります。
- 腟トリコモナスの感染はHIV感染リスクの増加とも関連しています。
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文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。