子どもへの暴力
キーファクト(主要な事実)
- 子どもに対する暴力には、親やその他の養育者、仲間、恋愛相手、見知らぬ人によって行われるかを問わず、18 歳未満の人に対するあらゆる形態の暴力が含まれます。
- 世界的に見ると、過去1年間に身体的、性的、精神的な暴力やネグレクトを経験した 2 歳から 17 歳の子どもは、10 億人に上ると推定されています (1)。
- 幼少期の暴力体験は、生涯の健康やウエルビーイングに影響を与えます。
- 持続可能な開発目標 (SDGs) 2030年アジェンダの目標 16.2 は、「子どもに対する虐待、搾取、人身売買、あらゆる形態の暴力、拷問をなくす」ことです。
- 世界中のエビデンスから、子どもに対する暴力は防ぐことができることが分かっています。
( 1 ) Global prevalence of past-year violence against children: a systematic review and minimum estimates.
http://pediatrics.aappublications.org/content/early/2016/01/25/peds.2015-4079
Hillis S, Mercy J, Amobi A, Kress H. Pediatrics 2016; 137(3): e20154079.
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。