女性に対する暴力

キーファクト(主要な事実)

  • 女性に対する暴力、特に身近な関係にあるパートナーからの暴力や性的暴力は、公衆衛生における大きな問題であり、女性の人権を侵害するものです。
  • WHOが発表した推計によると、世界の女性の約 3 人に 1 人 ( 30 % ) が、一生のうちに身体的 ・ 性的に近しいパートナーからの暴力や、あるいはパートナー以外からの性的暴力のいずれかを受けています。
  • この暴力の大半は身近な関係にあるパートナーからの暴力です。 世界的に、パートナー関係にある15歳から49歳までの女性の約 3 分の 1 ( 27 % ) は、生涯のうちにパートナーからのなんらかの身体的又は性的暴力を経験したという報告があります。
  • 暴力は女性の身体的、精神的、性的、出産に関する健康に悪影響を及ぼすことがあり、場合によっては HIV に感染するリスクを高める可能性があります。
  • 女性に対する暴力は予防可能です。 保健部門は、暴力を受けた女性に包括的なヘルスケアを提供し、女性が必要とする他の支援サービスを紹介する入り口として重要な役割を果たしています。
ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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