衛生設備
重要事項
- 2020年には、世界人口の 54 % ( 42 億人) が安全に管理された衛生サービスを利用していました。
- 17 億人以上の人々が私有のトイレや汲み取り式のトイレなど基本となる衛生設備を利用できていません。
- このうち 4 億 9400 万人は、開放された、たとえば街路の溝や藪の陰、あるいは水中に排便しています。
- 2020年には、世界の生活排水の 45 % が、安全な処理をせずに垂れ流しとなっていました。
- 世界の人口の少なくとも 10 % は、排水によって潅漑された食物を食べていると考えられています。
- 劣悪な衛生状態は、コレラや赤痢などの下痢性疾患のほか、腸チフス、腸虫感染症、ポリオの伝播と結びつています。 貧困は発育を悪化させ、抗菌薬耐性の拡大の一因となります。
- 衛生状態が悪いと、不安、性的暴行のリスクが高まると同時に、教育や仕事の機会を失い、人々のウエルビーイング、社会的 ・ 経済的発展が妨げられます。
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。