新生児死亡率
重要事項
- 生後 1 か月は新生児が生き延びる上で最も脆弱な時期であり、2020年には 240 万の新生児が死亡しています。
- 2020年には、5 歳未満児の死亡の半分近く( 47 % )が新生児期(生後 28 日)に発生しており、1990年( 40 % )より増加しています。 これは、世界的に 5 歳未満児死亡率が新生児死亡率より速く減少しているためです。
- サハラ以南のアフリカは新生児死亡率が世界一高く(出生 1,000 人当たり 27 人)、世界の新生児死亡数の 43 % を占めており、次いで中央・南アジア(出生 1,000 人当たり 23 人)で、世界の新生児死亡数の 36 % を占めています。
- 早産、産科内合併症(出生時窒息、出生時呼吸不能)、感染症、先天性欠損症は、新生児死亡の主な原因となっています。
- 生後 28 日以内に死亡する子どもたちは、出生時や出生直後、あるいは生後数日間の間に良質なケアが受けられないことによる疾病や状況に陥ります。
- 小児および青少年のCOVID-19感染症では、成人と比較して重症化、死亡数は少なくなっています。さらに、最も低い年齢層の子どもたちの脆弱性は小さく、5 歳以下の子どもたちの死亡数の 0.1 % 未満となっています。
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。