女性に対する暴力

重要事項

  • 女性に対する暴力、とくに親密なパートナーからの暴力や性的暴力は、公衆衛生上の大きな問題であり、女性の人権への侵害のひとつです。
  • WHO発行の世界推計によると、世界の女性の約3人に1人(35%)が親密なパートナーからの身体的又は性的な暴力、もしくはパートナーでない人からの性的暴力のいずれかを経験しています。
  • この暴力の大半は親密なパートナーからの暴力です。
  • 世界的に、パートナー関係を経験している女性の約3分の1(30%)は、パートナーからのなんらかの身体的又は性的暴力をその生涯の内に経験したとみられます。
  • 世界的には、女性に対する殺人事件の38%近くは親密パートナーによるものです。
  • 暴力は、女性の身体、精神、性と生殖に関する健康に悪影響を及ぼし、状況によってはHIV感染へのリスクを高めることがあります。
  • 男性は、低い教育しか受けていなかったり、児童虐待の経験があったり、母親へのドメスティックバイオレンスを目撃していたり、アルコールを乱用したり、暴力を容認する考え方を含む性不平等規範や男性優位の女性観を持っていたりする場合に、より暴力をふるいやすい傾向があります。
  • 女性は、低い教育しか受けていなかったり、母親がパートナーに虐待されているのを目撃していたり、子ども時代に虐待を受けていたり、暴力、男性上位や女性下位を受け入れるような考え方を持っている場合には、親密なパートナーからの暴力をより受けやすい傾向があります。
  • アドボカシーとカウンセリング介入の強化は、家庭訪問と同様、女性への親密なパートナーからの暴力を予防又は減らすことに有益であるということには、証拠があります。
  • 対立、対決の後や強制的な引き離しの状態は、場合によっては親密なパートナーに対する現在の暴力やパートナー以外の人に対する暴力を更に悪化させるとともに、女性に対する新たな形の暴力を引き起こすことがあります。
ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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