人獣共通感染症
キーファクト(主要な事実)
※以下要約となります。
- 人獣共通感染症は動物からヒトに感染するようになったものです。その病原体はバクテリア、ウイルス、寄生虫あるいは通常では見られない微生物であり、食物、水あるいは環境を通じて直接に接触することで広がっていきます。
- それらはヒトが農業を通じて、また自然環境において動物と密接な関係にあることから世界の公衆衛生の大きな課題になっています。
- 人獣共通感染症は食品やその他の利用目的の取引や生産の混乱を招きます。
- 人獣共通感染症は新しい感染症や多くの既存の感染症の大部分を占めています。
- 薬剤耐性は人獣共通感染症の予防と対策を複雑にさせているひとつの要因です。
- 都市化と自然の破壊は、人と野生動物との接触を増やすことになり、人獣共通感染症のリスクを高めます。
- ワンヘルスアプローチの一環として、WHOはFAO(国連食糧農業機関)およびOIE(国際獣疫事務局)と協力して動物疾患の早期警告システム(GLEWS)を設置し、人獣共通感染症の脅威の早期警告、予防、対策を支援しています。
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。