WHO最新ニュース

WHO : 必須医薬品リストに糖尿病とがん治療薬を掲載

WHOは、「必須医薬品モデルリスト」および「小児用必須医薬品モデルリスト」の新版を発表しました。 今回のリストには、各種のがんの新しい治療薬、糖尿病のインスリン類似製剤や新しい経口薬、禁煙を支援する新薬、重篤な細菌や真菌の感染症を治療する新しい抗菌薬などが含まれています。

必須医薬品リストは、世界の健康優先課題に取り組むことを目的として、最大の利益をもたらし、誰もが入手可能で手頃な価格であるべき医薬品を選定しています。 しかし、特許を取得した新薬やインスリンなどの旧来の医薬品は価格が高く、多くの患者さんにとって必須医薬品が手に届かない状況が続いています。

WHO事務局長のテドロス ・ アダノム ・ ゲブレヨス博士は、「糖尿病は世界的に増加しており、中低所得国ではさらに急速に増加しています」と述べています。 「インスリンを必要とする多くの人々が、経済的に困難な状況でインスリンを入手できずに命を落としています。 インスリン類似医薬品を必須医薬品リストに加えることは、すべてのインスリン製品の安価な普及と促し、バイオシミラーの使用を拡大する努力と相まって、この救命製品を必要とするすべての人が利用できるようにするための重要な一歩となります」と述べています。

記事の詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

WHOインターンシップ支援
メールマガジン登録

刊行物(目で見るWHO)
賛助会員募集中