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パンデミックにエコシステム的なアプローチを : WHO世界保健サミット

テドロス事務局長は、10月25日に開催された世界保健サミットのパネルディスカッションで、パンデミックに対応するエコシステム的アプローチについて以下のように述べました。

  1. 都市化、森林伐採、気候変動、農業の強化などにより、人獣共通感染症由来の病原体や抗菌剤耐性を持つ病原体など、伝染病やパンデミックのリスクが高まっており、予防、検知、迅速な対応を行うために、世界の保健体制を強化する必要がある。
  1. 革新的なデータサイエンスを活用し、人工知能や量子コンピューティングなどの最先端技術の力を利用して、地域社会や各国間でデータや情報の共有を促進することを目的とし、ベルリンにパンデミック ・ 感染症情報センター (WHOハブ) を設立した。
  1. WHOハブで開発された知識や知見は、世界中の現場で実践され、病原体の検出、リスク評価、予測を改善し、拡大したゲノム配列や診断の取り組みを迅速に行うことを目的としている。 また、WHOハブで開発されたツールや能力は、地域レベルで活動する公衆衛生の実務家の間で協力し合い、地域レベルや世界レベルでつながっていくことで達成される。

これは、モザイク状のアプローチであり、疫学的なエコシステムです。 従来の硬直したサイロ型の階層的なアプローチでは、もはや十分ではなく、実用的でもありません。

記事の詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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