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世界対がんデー「がん医療のギャップを埋めよう」

2月 4日は世界対がんデーです。

がんは世界の主要な死因の一つであり、その疾病負担は増大する一方です。 2021年、世界は新たな段階に入りました。 推定 2000 万人ががんと診断され、 1000 万人が死亡しました。 この数字は、今後数十年にわたり上昇し続けるでしょう。 しかし、すべてのがんは治療が可能であり、多くは予防や治癒が可能です。

しかし、がんに対するケアは、他の多くの病気と同様に、世界の不平等や不公平を反映しています。 最も明確な違いは高所得国と低所得国の間にあり、高所得国の 90 % 以上で必要な治療が可能ですが、低所得国では 15 % 以下と言われています。

WHOの最近の調査によると、がん医療を公的医療保険制度に含めるのは、高所得国の 78 % 以上に対し、中低所得国では推定 37 % にとどまります。 がんと診断されることは、人びとを貧困に追いやることに繋がり、ことに中低所得国ではパンデミックによっていっそう状況が悪化しています。

こうした理由から、今年の「世界がんデー」のテーマは「がん医療のギャップを埋める (closing the care gap) 」ことです。 WHOは、現在最も多いがんである乳がん、撲滅が可能な子宮頸がん、そして小児がんに焦点を当てた取り組みを行っています。 その焦点は、公衆衛生上最大の成果を上げるべき低 ・ 中所得国です。

記事の詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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