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サル痘 : 緊急委員会開催へ

テドロス事務局長は14日の会見で、欧米を中心に感染が拡大している「サル痘」を巡り、この発生が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当するかどうかを評価するため、国際保健規則に基づく緊急委員会を23日に招集する発表しました。

これは、流行地であるアフリカ 9 カ国以外の少なくとも 32 カ国で新たに感染が拡大し、1,600 人の確定患者と、さらに 1,500 人の疑い例がWHOに報告されたことを受けたものです。 また、「サル痘」の名称変更についても作業を進めているとしています。

また「アフリカの角」地域 (インド洋と紅海に向かって“角”の様に突き出たアフリカ大陸東部の呼称で、エチオピア、エリトリア、ジブチ、ソマリア、ケニアの各国) では、過去 40 年間で最悪の干ばつにより、8 カ国で 3,000 万人以上が深刻な食糧不足に陥っている状況に対して、WHOは発生源と闘う国々を支援し、人々が必要な保健サービスを受けられるようにするため、最も高いレベルのグレード 3 の緊急事態と格付けしていると発表しました。

(備考) グレード 3 の緊急事態とは、国別事務所、地域事務所、本部の 3 つのレベルすべてにおいて、対応を調整していることを意味します。

記事の詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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