2021年 1月、WHOは、顧みられない熱帯病 (NTD) がもたらす疾病と死亡の負担に対処するためのロードマップを発表しました。
初年度を終了し、2030年目標の達成に向けた成功と課題のハイライトを提示する「新しいNTDロードマップ ・ アドボカシーブリーフシリーズ」の第一弾として、パンフレット「The road to 2030」を発表しました。
概要は以下のとおりです。
《主な進捗状況》
- 2022年 6月 6日までに、46 カ国が少なくとも 1 つのNTDを排除。
- 2020年、NTDsの集団治療または個別治療を必要とする人は 17 億 3000 万人で、2010年の 21 億 9000 万人から減少し、2019年に比べて約 1000 万人減少。
- 2020年には、ガンビエンセ ・ ヒトアフリカトリパノソーマ症の患者数が2010年と比較して 92 % 減少。
《主な課題》
- 診断薬の研究開発
- NTDプログラムへの更なる資金援助。
- モニタリングと評価に関するWHOの戦略的枠組みを実施するための重大なギャップの存在。
- 武力紛争によりプログラムに必要な能力が低下し、NTDの介入策の実施に支障。