イスラエルで行われたWHO欧州地域委員会でのテドロス事務局長の開会挨拶の概要は以下の通りです。
( 1 ) この地域の人口の 3 分の 1 はワクチン未接種であり、その中には医療従事者の 25 % 、高齢者の 20 % が含まれている。 このようなワクチン接種の格差は、私たち全員にリスクをもたらす。
( 2 ) COVID-19もサル痘も、私たちと自然との関係から生じた脅威である。
( 3 ) ロシアのウクライナ侵攻は、ウクライナの人々の心身の健康に壊滅的な影響を与え、その影響は今後数年にわたり続く。
ウクライナでCOVID-19の患者数が増加し (医療用) 酸素不足が予想され、加えて、必要な予防接種の未了や戦争に関連した大規模な人口移動により、ポリオが国際的に蔓延する可能性があることを深く憂慮している。
WHOは過去 6 カ月間に 516 件の医療施設への攻撃により少なくとも 100 人が死亡、129 人が負傷していることを確認した。
( 4 ) WHOの 5 つの優先課題
- 健康の促進 (Promoting health)
- 健康の提供 (Providing health)
- 健康の防御 (Protecting health)
- 健康の強化 (Powering health)
- 健康のための行動とパートナーシップ (Performing and partnering for health)