WHO西太平洋地域 (WPRO) の麻疹 ・ 風疹撲滅地域検証委員会は、本日、シンガポールが風疹を撲滅したことを発表しました。
風疹は、小児および若年成人に多く見られるウイルス感染症で、世界中で妊婦および新生児の異常の主な原因とされており、感染した妊婦は流産や死産の危険にさらされ、発育中の赤ちゃんは難聴、白内障、心臓障害、知的障害など、生涯にわたって壊滅的な影響を与える先天性異常の危険にさらされます。 風疹に特効薬は無いし、感染者のくしゃみや咳などの飛沫によって感染しますが、安全で有効かつ安価なワクチンによって感染を予防することができます。
これにより、西太平洋地域では「オーストラリア、ブルネイ ダルサラーム、香港特別行政区 (中国)、マカオ特別行政区 (中国)、ニュージーランド、韓国、シンガポール」の 7 つの国と地域で、風疹の原因となるウイルス感染が抑止されました。