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持続可能なエネルギーを用いる気候変動に強い医療サービスの構築

電力不足のために適切な医療サービスを受けられない人々は数億人と推定されています。このため、救命に不可欠な医療機器へのアクセスが制限され、提供される医療サービスの質、アクセス性、信頼性が大きくに損なわれています。

また、世界人口の約 3 分の 1 は、調理に必要な日々の基本的なエネルギーを満たすため、いまだに汚染された燃料に頼っています。 その結果、家庭における大気汚染は、年間320万人の非感染性疾患や肺炎による早期死亡を招いています。

WHOと各国政府および国際機関の 20 名以上のリーダーが、医療施設の気候変動への耐性を高め、持続可能なエネルギーによる室内の空気の質を向上させるための行動に合意し、呼びかけを行いました。 この呼びかけでは、ヘルスケア施設におけるクリーンな調理と電気へのアクセス不足による不平等や健康への懸念に対処するため、クリーンで持続可能なエネルギーによって人々の健康を促進するための戦略的ロードマップに基づいて 6 つの分野に焦点を当てています。

COP27 (11月 6日からエジプトで開催) は、クリーンな調理器具へのアクセスや医療施設の電化を加速し、気候変動の緩和と医療システムの回復力構築を前進させ、現在と未来の公衆衛生を守り、何百万人もの命を救う大きな機会となるでしょう。

記事の詳細はWHOのサイトをご覧ください。

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