WHOの 75 周年を目前に控えたこの会議の目的は、COVID-19パンデミックに対するWHOの対応やトリプル 10 億アジェンダ (注) とSDGsの達成に向けた進展など、前回2018年の会議以降の教訓を把握し、今後 5 年間のWHOの 5 つの優先課題の実施に関する進め方を合意し、世界、地域、国の健康課題の進展に伴う成果達成に向けて 3 レベルの共同作業を行う約束を確認することです。
(注) トリプル 10 億アジェンダ : ユニバーサル ・ ヘルス ・ カバレッジ (UHC) 、健康危機対応、健康増進 ・ 福祉の向上の 3 領域において、それぞれ今よりも 10 億人が良い状態になることを目指す取り組み。
2 期目を迎えた事務局長 : テドロスDGの開会挨拶の要旨は以下の通り。
- 今後 5 年間における 5 つの優先事項 5 P
- Promoting health
- Providing health
- Protecting health
- Powering health
- Performing for health
- 保健医療システムをユニバーサル ・ ヘルス ・ カバレッジの基盤であるプライマリー ・ ヘルスケアに抜本的に方向転換すること
- 健康への緊急事態への備え、対応、回復力のためのグローバルな仕組みを強化すること
- 科学、研究、イノベーション、データ、デジタル技術、パートナーシップを活用し、健康をパワーアップすること
- SDGsに向けた進捗を加速するために各国やパートナーをより良く支援し、主導的な役割を果たすために強化された、より強力で機敏なWHOを構築すること