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WHO : 新テクニカルブリーフ (技術概要) 「てんかん患者の生活を改善するための行動指針」

てんかんは、全世界で 5,000 万人以上が罹患していると言われており、障害調整生存年数 (DALYs) において、神経疾患の中で第5位にランクされています。 また関連する死亡者数は、全世界で年間約 12 万 5 千人と推定されており、患者の約半数は、他の身体的 ・ 精神的疾患も有しており、これらの疾患は、より悪い健康状態や医療ニーズの増大と関連しています。

てんかんは年間 5 ドル程度の費用でも治療可能な疾患であり、てんかん患者の 70 % 以上は発作を起こさずに生活することができます。

しかし、患者の多くは発作をコントロールするために必要な治療を受けておらず、低所得国の多くで 75 % 以上、中所得国の多くで 50 % を超えていて、治療格差が広まっています。 このギャップは、医療システムの能力不足、リソースの不均等な配分、てんかん治療の優先度の低さ、認知度の低さやスティグマのために診断や治療を受けようとしない人々の存在などが複合的に絡み合って生じているものです。

WHOが発表した新しいテクニカルブリーフ「てんかん患者の生活の改善」は、てんかん患者の多面的なニーズをよりよく満たす、ケアと治療に対する統合的アプローチを実現するために必要なアクションを示しています。

記事の詳細はWHOのサイトをご覧ください。

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