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WHO : 世界エイズデー、国際社会にHIV対策の均等化を呼びかけ

WHOは12月 1日の世界エイズデーに、世界の指導者と市民に対し2030年までにエイズを撲滅するという世界目標の達成を阻んでいる不平等を高く認識し対処するよう呼びかけています。

HIVとともに生きる 3,800 万人のうち、自分がHIVに感染していることを知っている人々のうち 590 万人は治療を受けていません。 さらに 400 万人のHIV感染者が、未だ診断を受けていないのです。 HIVとともに生きる子どものうち、2021年に世界でこの治療を受けたのはわずか 52 % にすぎません。

WHOのデータによると、mpox (サル痘) に感染していることが確認された人のうち、52 % はHIV感染者であることが判明しています。 現在のmpoxへの対応は、性的ネットワークや社会的に疎外された人々の間で感染が急速に進む可能性があることを示しています。
これら、HIVなどの危険にさらされている人々は、コミュニティ主導の対応と偏見に対処する開かれた態度で予防することもでき、健康と福祉を向上させ、命を救うことも可能なのです。

WHOは世界エイズデーに因み、世界的な健康上の脅威であるエイズを終わらせるという2030年の目標まであと 8 年しかない中、キーポピュレーションと子どもたちのHIVと関連する健康のニーズに届くようWHO2022年ガイダンスを実施することに改めて注力することを推奨し、HIVやmpox世界流行などを終わらせるために、世界的連帯とすべてのセクターからの大胆なリーダーシップを呼びかけています。

記事の詳細はWHOのサイトをご覧ください。

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