4月 7日 (世界保健デー) に、WHOは 75 周年を迎え、今年のテーマは『Health for All (すべての人に健康を ! ) 』です。
主要メッセージは以下の通り。
■ Health For Allは、平和で豊かな、そして持続可能な世界において、すべての人々が充実した生活を送るために健康を手に入れることを想定。
■ 健康を享受する権利は、基本的人権です。誰もが経済的な困難なしに、必要な時に、必要な場所で、必要な健康サービスを受けられるようにしなければならない。
■ 世界の 30 % の人びとが必要不可欠な健康サービスを受けることができていない。
■ 約 20 億人の人々が、壊滅的な、あるいは困窮した健康支出に直面しており、著しい不平等が最も脆弱な環境にいる人々に影響を及ぼしている。
■ ユニバーサル ・ ヘルス ・ カバレッジ (UHC) は、経済的保護と質の高い必須サービスへのアクセスを提供し、人々を貧困から救い、家族とコミュニティのウエルビーイングを促進し、公衆衛生の危機から守り、「#HealthForAll」に向けて前進させるものである。
■ すべての人の健康を実現するために必要なのは、質の高い保健サービスを受けられる個人やコミュニティ、質の高い、人を中心としたケアを提供する熟練した保健師、そしてユニバーサル ・ ヘルス ・ カバレッジへの投資を約束する政策立案者だ。
■ プライマリーヘルスケア (PHC) アプローチによる健康システムは、健康とウエルビーイングのためのサービスを人々の身近なものにする最も効果的で費用対効果の高い方法であることを示す証拠がある。
■ COVID-19は、すべての国の #HealthForAll への道のりを後退させた。
■ COVID-19をはじめとする健康上の緊急事態、重なり合う人道的 ・ 気候的危機、経済的制約、戦争などにより、どの国でも#HealthForAllへの道のりはより緊急性を帯びてきている。今こそ、指導者はユニバーサル ・ ヘルス ・ カバレッジの公約を果たすために行動を起こし、市民社会は指導者に責任を持たせるべき時である。
■ 健康関連のSDGsを達成するためには、それらの進捗を加速させる必要がる。