WHO最新ニュース

WHO、アフリカ連合開発庁、ILOが協力し、アフリカの保健医療従事者を保護

アフリカ諸国の医療従事者の健康、安全、ウェルビーイングを守るための大きな動きとして、WHOはアフリカ連合開発庁 (AUDA – NEPAD) および国際労働機関 (ILO) との協力に乗り出しました。

衝撃的なことに、低 ・ 中所得国の医療従事者の約 54 % が一般人口の 25 倍も高い潜在性結核を有しています。 2014年から2016年にかけて西アフリカで発生したエボラ出血熱では、医療従事者の感染リスクは一般成人人口の 21 倍から 32 倍にも上りました。 WHOアフリカ地域だけでも、約 41 % の医療従事者が毎年、HBV、HCV、HIVに汚染された鋭利な物体による経皮的損傷に少なくとも 1 回はさらされ、12,000 件の感染症例が発生しています。 しかし、アフリカ大陸の医療従事者のうち、B型肝炎ウイルスに対するワクチンを完全に接種しているのは、わずか 4 分の 1 です。

さらに、アフリカの医療従事者は、言葉、身体、セクシャルハラスメント、心理的暴力など、9 % から100 % の高レベルの職場暴力やハラスメントに直面しています。

以上のように、低 ・ 中所得国の保健医療従事者は、暴力を含む生物学的、化学的、物理的、人間工学的、および心理社会的危険に関連するさまざまな職業上のリスクにさらされており、医療従事者と患者の両方の安全に影響を与えています。

3 者の共同プロジェクトは、アフリカの医療従事者の健康、安全、幸福を守るための政治的コミットメントと能力を構築することによって、これらの問題に取り組むことを目的としています。

詳細は以下のWHOのウエブサイトをご覧ください。

WHOインターンシップ支援
メールマガジン登録

刊行物(目で見るWHO)
賛助会員募集中