ユニセフ ・ WHO ・ WB合同児童栄養推定値機関間グループは、各指標の有病率と数の世界および地域推定値を 1 年おきに更新しています。
2023年版には、発育阻害と過体重に関する2000年から2022年の世界、地域、国の動向が記載され、発育阻害、衰弱、過体重、低体重を指標とした子どもの栄養不良の推定値は、持続可能な開発目標 (SDG) のターゲット 2.2 に沿った栄養不良の大きさとパターンを示し、消耗症および重度の消耗症 (慢性炎症などを伴う疾患関連性低栄養状態) については、国別推計は利用可能な一次データソース (家庭調査など) に基づき、世界的な傾向は 2000 ~ 2022 年、地域別推計は最新の推計値 (2022年) を示しています。
今回の推計は、SDGs目標 2.2 の達成に向けた進捗が不十分であることを明らかにしています。
2030年までに発育阻害のある子どもの数を 8,900 万人に減らすという世界目標を達成するためには、より集中的な取り組みが必要です。 現在の進捗状況では、現在の進捗状況では、2030年の目標は十分に達成できず、この「達成できなかった」子どもたちの 80 % 以上がアフリカにいると推定されています。
2030年目標に向けた各国の進捗評価は地域別に集計し、パンフレットに収録しています。