移動と運動は、人間の健康とウエルビーイングに不可欠で、移動のために車いすに頼っている人々にとって、適切な車いすは、心身の健康と発達、機能、参加と包摂を確保するためにさらに重要不可欠です。
しかし、質の高い車いすの提供は世界的に不均一であり、多くの人にとって適切な車いすへのアクセスは大きな課題となっており、その結果、車いすを所有していなかったり、訓練されたガイドなしに不適切なリスクを伴う車いすを入手してしまう可能性があるなど、複数の障壁が存在しています。
WHOは 8,000 万人 (世界人口の 1 %) が移動を補助するために車いすを必要とする可能性が高いと推定しており、世界人口の高齢化や慢性疾患の増加などの傾向に伴い、この数はさらに増加すると予想されています。
WHOは、この課題に取り組む各国を支援するため、国際義肢装具協会および国際車椅子専門家協会と共同で作成した、車椅子提供ガイドラインを新しく発表しました。