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気候変動と非感染性疾患 : 関連性

気候変動は、人類が直面する唯一最大の健康上の脅威であり、健康に不可欠な要素を脅かし、数十年にわたる世界的な健康の進歩を損なう可能性があります。

非感染性疾患 (NCDs) により世界全体の死亡者数の 74 % に相当する、毎年 4,100 万人が亡くなっており、その約半数を占めるのは心血管疾患であり、次いでがん、 慢性呼吸器疾患、糖尿病 (糖尿性腎臓疾患を含む) で、これら 4 つの疾患グループが、NCDによる早期死亡の 80 % 以上を占めています。

これら、気候変動とNCDsの蔓延という現代の 2 つの大きな世界的危機は、相互に絡み合っており、気候変動と NCDs の蔓延は、健康や開発、生活の質の向上を損ない、貧困層や社会から疎外された 人々を最も苦しめていて、両者に相乗的な介入を行うことで、効果的に対処することができます。

WHOとウェルカム ・ トラストはCOP28 (国連気候変動枠組条約 第 28 回 締約国会議) で健康パビリオンを開催します。 これは、閣僚、気候変動と健康の専門家、市民社会組織、若者の代表、企業を含む様々なアクターが一堂に会し、気候変動と健康のアジェンダを主流にするものです。 加えて、「気候変動と健康に関する変革的行動のためのアライアンス (ATACH) 」のメンバーと協力し、気候変動と健康に関するアジェンダの推進を継続します。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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