WHO、ユニセフ、Gaviワクチンアライアンスが主導するパートナーシップ「黄熱病の流行をなくす (EYE : Eliminate Yellow fever Epidemics) 戦略」が2022年に中間評価後の報告書を発表しました。
EYE戦略のデータによると、2017年以降、アフリカでは 2 億 2,600 万人以上が、生涯にわたる予防効果をもたらす 1 回接種のワクチンによって黄熱から保護されています。 評価報告書では、本戦略の大きな成果にもかかわらず、課題も存在することを示しており「各国の公衆衛生の優先事項が競合しているため、黄熱病の優先順位が低いこと。 予防接種のギャップを埋めるためのキャッチアップ ・ ワクチンキャンペーンなど、予防 ・ 管理対策を実施するための政府による関与の強化が必要であること」などが挙げられ、アウトブレークへの供えも重要としています。
また、黄熱病は気候変動や森林伐採などの環境問題の増加に伴い、特に人口密度の高い都市部において、脆弱な人々の健康と生活を脅かし続けています。 このことは、黄熱病の国際的な輸出 ・ 大流行という最大の脅威をもたらし、世界の保健衛生安全保障を危険にさらすことになります。
EYEのパートナーは、戦略を実施する国々を支援し、2026年までに黄熱病の流行のない世界を実現するため、両大陸で取り組みを強化していきます。