70 年以上前に設立されたグローバル ･ インフルエンザ監視対応システム (GISRS : Global Influenza Surveillance and Response System) は、現在もWHOの重要なイニシアチブとして、北半球と南半球の両方で季節性ワクチンの構成に関する勧告を提供し、パンデミックの可能性を持つウイルスの出現に対する世界的な警戒メカニズムとして機能しています。
2023年12月、WHOのグローバル ･ インフルエンザ ･ プログラムは、WHO地域事務局、アブダビ公衆衛生センター、アラブ首長国連邦保健省と協力して、GISRSの活動を強化 ･ 拡大するための最良の方法に関する極めて重要な会議を開催し、強化拡大版 GISRS である「e-GISRS」のコンセプトの範囲と目的を開発 ･ 定義しました。
会議の目的を達成するため、エビデンスと既存のガイダンスをレビューし、効果的なインフルエンザ、RSV、SARS-CoV-2サーベイランスに必要な実験室と疫学的標準について議論され、また、非インフルエンザ呼吸器ウイルスのサーベイランスにおける e-GISRS の調整ギャップとニーズにつき議論されました。
e-GISRS は、絶え間なく進化する呼吸器ウイルスから世界を守るために必要不可欠なサーベイランス、準備、対応のための、より強力なグローバル基盤を提供します。
