現在策定中のWHOの 第 14 次 総合事業計画 (GPW14) は、グローバルヘルスに関するハイレベルなロードマップを定め、2025年から2028年までの WHO の活動を導くもので、2024年 5月の 第 77 回 世界保健総会で採択された後、2024年末に提案される WHO 初の投資ラウンドを支える技術戦略として機能します。
WHO の「健康緊急事態に関する月刊業務最新情報」では、「プロテクト ･ ピラー(protect pillar)」と呼ばれる緊急事態から人々を守るという目標にスポットを当てた記事を連載し、第 1 回 は、GPW14 のプロテクトの柱を紹介します。 その 3 つの目標の 1 つとして、あらゆる場所のすべての人々の健康とウエルビーイングを保護するという目標が含まれています。 インパクト指標とアウトカム指標はまだ検討中ですが、プロテクト ･ ピラー内の 2 つの戦略目標に関連する以下のアウトカムが提案されています。
《戦略目標 1》あらゆる健康上の緊急事態を迅速に検出し、効果的な対応を維持する
- あらゆるハザードによる健康緊急事態のリスクを低減し、その影響を緩和すること。
- 健康緊急事態への備え、即応性、回復力の強化
《戦略目標2》すべての健康緊急事態に対する迅速な検知と効果的な対応の維持
- 公衆衛生上の急性の脅威の迅速かつ効果的な発見と対応
- 緊急時に必要不可欠な健康サービスへのアクセスが維持され、公平であること。
(備考) この記事は、「WHO’s Operational Update on Health Emergencies – March 2024」からの抜粋です。
