欧州WHOは、53 カ国にまたがるWHOヨーロッパ地域の医療 ･ 介護労働力の現状を調査した報告書を発表しました。
多くの国が人材不足に直面しており、欧州WHOは各国に対し、退職する医療従事者を補充するために、労働者の訓練、採用、定着について、状況を改善するよう呼びかけています。
COVID-19に関連する燃え尽き症候群、健康障害、その他の一般的な不満のため離職する人の増加が予想されるため、定着率を高めるためのさらなる努力が必要だとしています。 また、ヨーロッパの医療 ･ 介護従事者は高齢化が進んでおり、特に医師に関しては 44 カ国のうち 13 カ国では、少なくとも 40 % が 55 歳以上です。 医療従事者に占める女性の割合は過去 10 年間で 42 % から 48 % へと増加しています。
報告書では、医療 ･ 介護従事者が抱える多くの課題に取り組むために、労働者を惹きつけ、維持するための健全なワーク ･ ライフ ･ バランスを促進する労働条件の整備や、労働力を支援するデジタルツールの活用を強化することなどを提言しています。
