海洋性大型藻類 (海藻) の世界生産量は、2000年の 1060 万トンから2018年には 3240 万トンと、2000年以降 3 倍以上に増加しています。 海藻の栽培と利用の拡大は、今後、持続可能な食料安全保障と強固な水域経済の重要な柱となることが期待されます。 したがって、食用海藻の利用がもたらす食品安全への影響を検討することが重要です。 海藻の種類、生産される季節、生産水域、収穫方法、加工など、多くの要因が海藻中の有害物質の存在に影響し、重金属や海洋生物毒など、いくつかの有害物質が海藻に関連している可能性があることが報告されています。
しかし、海藻の生産と利用に関する法律やガイダンス文書は一般的にまだ不足しています。
FAOとWHOは、この分野でさらなる作業を行うための基礎とすることができるよう、海藻と水生植物の消費に関連する食品安全のハザードを特定する背景文書を作成しました。