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予防接種に関する戦略的アドバイザリーグループ (SAGE) 、2022年10月報告書 (その1)

《予防接種 ・ ワクチン ・ 生物学部門》からの報告

● 2021年だけでも 2,500 万人の子どもがワクチン未接種または接種不足のままであり、低所得国または中所得国の 10 カ国が、世界のゼロドーズ児 (ジフテリア ・ 破傷風 ・ 百日咳を含むワクチンの初回接種を受けていない子供) の 62 % を占めています。

パンデミックから 2 年が経過した現在も、予防接種サービスの混乱は、WHOのすべての地域と所得水準で続いており、医療従事者の能力と回復力に不釣り合いな影響を与え、医療を求める行動に悪影響を及ぼし、他の必須医療サービスから注目とリソースを奪っています。

予防接種プログラムを混乱させた主な原因に対処してこそ、回復が可能になるのです。

● パンデミックの影響で「予防接種アジェンダ 2030 (IA2030) の計画による、将来の 5000 万人の死亡を回避し、ゼロドーズ児を 50 % 削減するという目標」は、予防接種率の低下と、特にアフリカでの高い人口増加により、達成困難なものとなっています。

● しかし、サプライチェーン管理と物流の改善、リアルタイムデータを提供しマイクロプランの強化を可能にする電子データシステムの改善、予防接種プログラムに対するハイレベルな政治的コミットメントと資金提供など、COVID-19の予防接種展開の成功は、予防接種プログラムの強化に活用することができます。

記事の詳細はWHOのサイトをご覧ください。

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