現在、世界には約 10 億人の移民がおり、これは世界人口の約 7 人に 1 人にあたります。 この中には2 億 8100 万人の国際移住者と 8240 万人の強制移住者 ( 4800 万人の国内避難民、 2640 万人の難民、 410 万人の難民申請者) が含まれます。 国連難民高等弁務官事務所の推計によると、世界には何百万人もの無国籍者が存在します。
移住の経験は、健康とウエルビーイングを決定する重要な要素です。 難民や移民は、身体的 ･ 精神的な健康問題が頻繁に起こるにもかかわらず、しばしば外国人恐怖症、差別、劣悪な生活 ･ 住居 ･ 労働条件、保健サービが十分に利用できないなどの問題に直面しており、社会の最も脆弱なメンバーの一員なのです。
難民や移民は、自分自身と受け入れ側の住民の両方を守るために、健康である必要があります。 難民や移民にも健康についての人権があり、各国は難民や移民に配慮した医療サービスを提供する義務があります。
2020年、WHOは健康と移住プログラム (PHM : the Health and Migration Programme) を設立し、WHO自身の世界行動計画：難民と移民の健康促進2019 – 23と移住問題を関連付け、グローバルなリーダーシップを発揮しています
