WHO西太平洋地域事務局 (WPRO) は年間活動報告 (2020. 7. 1 ~ 2021. 6. 30) を発表しました。 以下は報告書の主要な骨子です。
COVID-19パンデミックは、この地域は最近まで比較的順調に推移していましたが いくつかの国では、デルタ変異株の影響により、感染者数が急増しました。 このような困難な状況の中で、私たちは常に、一つ一つの数字の背後には、人と物語があることを心に留めています。 いくつかの国で見られた感染者の急増は、パンデミックがまだ終わっていないこと、そして、私たちが一丸となって警戒し続けなければならないことを強く印象づけています。
一方でパンデミックが続く間、他方で人々は非感染性疾患のリスクにさらされており、それによって命を落としています。
気候も変化し続けており、この地域の多くの人々に深刻な健康リスクをもたらしています。抗菌薬の耐性は依然として大きな脅威となっています。 特に恵まれない弱い立場の人々が 予防法が確立されている感染症に苦しんでいます。
WPROはCOVID-19への対応を含め、地域ビジョン「For the Future」の実現に向けた取組みを推進し、西太平洋地域を世界で最も健康で安全な地域にするための活動を続けてまいります。