ボツリヌス症
キーファクト(主要な事実)
- ボツリヌス菌は、低酸素状態で危険な毒素 (ボツリヌス毒素) を産出する細菌です。
- ボツリヌス毒素は、最も致死性が高いとして知られている物質のひとつです。
- ボツリヌス毒素は、神経機能を阻害し、呼吸や筋肉の麻痺を引き起こすことがあります。
- 人のボツリヌス症には、食餌性ボツリヌス症、乳児ボツリヌス症、創傷性ボツリヌス症及び吸入ボツリヌス症あるいはその他の中毒症があります。
- 不適切に加工調理された食物の摂取による食餌性ボツリヌス症は稀ですが、迅速な診断と抗毒素治療がなければ、死に至る可能性のある疾病です。
- 自家製の缶詰、保存食品、発酵食品等は、食餌性ボツリヌス症の一般的な原因であり、それらの加工調理には細心の注意を要します。
本件ファクトシートについては厚生労働省検疫所ホームページでも全文の日本語訳が公開されていますので、ご参照下さい。
厚生労働省検疫所ホームページ :ボツリヌス症について (ファクトシート)
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。