子宮頸がん
キーファクト(主要な事実)
- 子宮頸がんは、国のガイドラインで推奨されているように、HPV ワクチン接種と定期的な検査によって大部分が予防でき、早期に発見して速やかに治療すれば治癒可能です。
- 子宮頸がんは、世界で女性に 4 番目に多いがんで、2020年には新たに約 66 万人が発症し、約 35 万人が死亡していると推定されます。
- 子宮頸がんの罹患率と死亡率が最も高いのは中低所得国です。 これは、国の HPV ワクチン接種、子宮頸がん検診および治療サービスへのアクセスの欠如、並びに社会的および経済的決定要因によって引き起こされる大きな不平等を反映しています。
- 子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス (HPV) の持続感染によって引き起こされます。 HIV に感染している女性は、感染していない女性に比べ、子宮頸がんになる可能性が 6 倍高くなります。
- 世界各国は、「世界 90 – 70 – 90 目標」(15 歳までに女児の 90 % が HPV ワクチンの完全接種を受けること、35 歳と 45 歳までに女性の 70 % が検査を受けること、前がん状態または浸潤がんの女性の 90 % が適切な治療を受けること) に沿って、子宮頸がん撲滅に向けた取り組みを加速させています。
本件ファクトシートについては厚生労働省検疫所ホームページでも全文の日本語訳が公開されていますので、ご参照下さい (改訂前の2016年 6月現在の情報です) 。
厚生労働省検疫所ホームページ :ヒトパピローマウイルスと子宮頸がんワクチンについて (ファクトシート)
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。







