児童虐待
キーファクト(主要な事実)
- 5 歳未満の子ども 10 人中 6 人、つまり 4 億人の子どもたちが、親や保護者から日常的に身体的虐待や心理的暴力を受けています [1] 。
- 女性の 5 人に 1 人、男性の 7 人に 1 人が子どもの頃に性的虐待受けた経験があると報告しています [2] 。
- 子どもの虐待は、生涯にわたる身体的・精神的健康を損ない、社会的 ・ 職業的悪影響を及ぼし、最終的に国の経済的 ・ 社会的発展を遅らせることになります。
- 児童虐待は隠蔽されがちです。 虐待を受けた子どものうち、医療従事者から支援を受けるのはごく一部です。
- 虐待を受けた子どもは、大人になってから他の人を虐待する可能性が高くなり、暴力は世代から世代へと受け継がれます。
- 児童虐待が始まる前にそれを予防することは可能です。効果的な予防アプローチは、両親をサポートして明確な子育てのスキルを教え、また体罰を禁止する法制化を図ることです。
[1] Unicef. “Nearly 400 million young children worldwide regularly experience violent discipline at home.” 11 June 2024.
[2] Unicef. Sexual violence. October 2024.
https://data.unicef.org/topic/child-protection/violence/sexual-violence/#status
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。