慢性閉塞性肺疾患

重要事項

  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、命にかかわる進行性の肺の疾病であり、呼吸困難(初めは努力呼吸)を起こし、悪化し重篤な疾病となりやすいです。
  • 世界疾病負担研究では2016年に世界のCOPD患者は2億5100万人と報告されています。
  • 世界的には、2015年にこの疾病により317万人(当該年における世界の全死亡の5%)が死亡したと推定されています。
  • COPDによる死亡の90%以上は、低・中所得国で発生しています。
  • COPDの主要な原因は、たばこの煙への(主体的な喫煙か受動喫煙かにかかわらず)暴露です。
  • その他のリスクファクターとしては、屋内、屋外の空気汚染や職場の粉じん、煙への暴露があります。
  • 屋内空気汚染への曝露は、胎児に影響したり、後にCOPDを発症するリスク要因となることがあります。
  • COPDの一部のケースでは、長期間のぜんそくによるものがあります。
  • COPDは、多くの国において、高い喫煙率と人口高齢化によって今後増えていきそうです。
  • COPDの多くの症例は、喫煙を排除したり早く休止することで防ぐことが出来ます。今後は、各国がWHOたばこ規制枠組み条約(WHO-FCTC)を批准し、禁煙が世界的ノルマとなるMPOWERの手法パッケージを実施することが重要です。
  • COPDは治癒可能ではありませんが、治療は、症状を緩和させ、生活の質を高め、死亡リスクを軽減させることが出来ます。
ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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