家族計画・避妊方法
キーファクト(主要な事実)
- 2021年の世界の生殖年齢層の女性 (15~49歳) 19 億人のうち、11 億人が家族計画の必要性があるとしています。 このうち 8 億 7400 万人が近代的な避妊法を使用しており、1 億 6400 万人は避妊に対するニーズが満たされていません [1] 。
- 持続可能な開発目標 (SDGs) の指標 3.7.1 である近代的な方法によって家族計画の必要性が満たされる割合は、2015年から2022年にかけて世界的には約 77 % で停滞していますが、サハラ以南のアフリカでは 52 % から 58 % に増加しています [2] 。
- 妊娠とHIVを含む性感染症の感染の両方を防ぐことができる避妊法は、コンドームだけです。
- 避妊することで、子供の数と妊娠間隔を決めることができ、人々の人権を向上させます。
- 2022年、世界の既婚女性または婚姻関係にある女性のあらゆる避妊法の普及率は 65 % 、近代的な避妊法の普及率は 58.7 % と推定されています [3] 。
[1] United Nations Department of Economic and Social Affairs, Population Division (2022). World Family Planning 2022: Meeting the changing needs for family planning: Contraceptive use by age and method. UN DESA/POP/2022/TR/NO. 4
[2] United Nations, Department of Economic and Social Affairs, Population Division (2022). Estimates and Projections of Family Planning Indicators 2022.
[3] United Nations Population Division:
(https://population.un.org/dataportal/home. Accessed May 17, 2023)
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。