C型肝炎

キーファクト(主要な事実)

  • C 型肝炎は C 型肝炎ウイルスによる肝臓の炎症です。
  • このウイルスは急性肝炎と慢性肝炎の両方を引き起こす可能性があり、その重症度は軽度の病気から、肝硬変やがんを含む重篤な生涯にわたる病気まで多岐にわたります。
  • C 型肝炎ウイルスは血液由来のウイルスであり、大部分の感染は危険な注射、安全でない医療行為、スクリーニングを経ない輸血、薬物注射、出血を伴う性交渉など、血液に触れることで生じます。
  • 世界的では 5000 万人が慢性の C 型肝炎を患っており、毎年新規感染者は 100 万人と推定されています。
  • WHO は、2022年に約 24 万 2 千人が C 型肝炎で死亡しており、その大部分は肝硬変や肝細胞がん (原発性肝癌) によるものであると推定しています。
  • 直接作用型抗ウイルス薬 Direct acting antivirals (DAA) は、C 型肝炎感染者の 95 % 以上を治癒できますが、診断や治療へのアクセスは限られています。
  • C 型肝炎に対する効果的な予防ワクチンは今のところありません。

本件ファクトシートについては厚生労働省検疫所ホームページでも全文の日本語訳が公開されていますので、ご参照下さい(改定前)。

厚生労働省検疫所ホームページ :C型肝炎について (ファクトシート)

ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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