HIVとエイズ
キーファクト(主要な事実)
- HIV は依然として世界的な公衆衛生上の大きな課題となっており、これまでに 4,410 万人の命が奪われています。 世界中のすべての国で感染が続いています。
- 2024年末時点で HIV 感染者は 4,080 万人と推定され、そのうち 65 % が WHO アフリカ地域に住む人たちです。
- 2024年には、推定 63 万人が HIV が原因で死亡し、推定 130 万人が HIV に感染しています。
- HIV 感染症の治療法はありません。 しかし、日和見感染症を含む効果的な HIV 予防、診断、治療およびケアへのアクセスが増加したことにより、HIV 感染は管理可能な慢性疾患となり、HIV とともに生きる人々が長く健康的な生活を送ることができるようになりました。
- WHO、グローバルファンド、国連合同エイズ計画 (UNAIDS) はいずれも、2030年までに HIV の蔓延を終わらせるという SDGs のターゲット 3.3 に沿ったグローバル HIV 戦略を持っています。
- 2025年までに、HIV とともに生きるすべての人の 95 % が診断を受け、そのうちの 95 % が救命のための抗レトロウイルス治療 (ART) を受け、治療を受けている HIV とともに生きる人々の 95 % がウイルス量の抑制を達成することが、その人の健康のため、そして HIV の再発を抑制するために必要です。 2024年には、これらの割合はそれぞれ 87 %、89 %、94 % でした。
- 2024年には、HIV 感染者の 87 % が自分の状態を知っており、77 % が抗レトロウイルス療法を受けており、73 % がウイルス量を抑制しています。
本件ファクトシートについては厚生労働省検疫所ホームページでも全文の日本語訳が公開されていますので、ご参照下さい(改訂前)
厚生労働省検疫所ホームページ :HIV/AIDSについて (ファクトシート)
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。