家庭の空気汚染

キーファクト(主要な事実)

  • 世界で約 21 億人 (世界人口の約 3 分の 1) が、灯油やバイオマス (木材、動物の糞、農作物のゴミ) 、石炭を燃料とする直火や非効率なストーブを使って調理をしており、家庭内で有害な空気汚染を発生させています。
  • 家庭の空気汚染による2020年の年間推定死亡者数は 320 万人、そのうち 5 歳未満の子どもの死亡者数は 237,000 人以上と推定されています。
  • 環境大気汚染と家庭内大気汚染の複合的な影響により、年間 670 万人の早期死亡が発生しています。
  • 家庭の空気汚染への暴露は、脳卒中、虚血性心疾患、慢性閉塞性肺疾患 (COPD) 及び肺がんなどの非感染性疾患の原因となっています。
  • 女性や子どもは、料理や薪集めなどの家事をするのが一般的で、家庭内での汚染燃料や技術を使用することによる最大の健康負担を負っています。
  • 家庭の空気汚染を減らし、健康を守るためには、クリーンな燃料と技術の使用を拡大することが不可欠です。 これらには、太陽光、電気、バイオガス、液化石油ガス (LPG) 、天然ガス、アルコール燃料、および WHO ガイドラインの排出目標を満たすバイオマス ストーブが含まれます。
ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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