ラッサ熱
キーファクト(主要な事実)
- ラッサ熱は、ラッサウイルスによって引き起こされる急性ウイルス性疾患です。
- ラッサ熱はベナン、ガーナ、ギニア、リベリア、マリ、ナイジェリア、シエラレオネで流行していることが知られていますが、おそらく他の西アフリカ諸国にも存在していると思われます。
- ラッサウイルスは主に、げっ歯類の尿や糞便で汚染された食品や家庭用品との接触を通じてヒトに感染します。
- 特に適切な感染予防 ・ 管理対策が講じられていない医療現場では、ヒトからヒトへの感染も起こる可能性があります。
- 全体の致死率は 1 % ですが、ラッサ熱の重症で入院した患者の致死率は 15 % 以上であることが観察されています。
- 水分補給と対症療法による早期の集中的な支持療法により、生存の可能性が向上します。
本件ファクトシートについて、厚生労働省検疫所ホームページのこちらでは全文の日本語訳が公開されていますので、ご参照下さい。(改定前)
厚生労働省検疫所ホームページ :ラッサ熱 (ファクトシート)
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。